公式作家になれば「毎月20万円+インセンティブ」 ―マンガ家がデジタルで描くべき理由をcomico担当者が、Amazon担当者が語る
<なぜ今デジタルコミックなのか>
●マンガアプリのダウンロード数は増え続けており、comicoは900万ダウンロードを突破。マンガボックスは700万と、紙のコミック誌の発行部数を大きく上回っている。
●紙の出版物ではスペースに限りがあり自分の作品を掲載してもらえる可能性は非常に低いが、デジタル上である「マンガアプリcomico」では、公式連載している作家が1年半で100人以上になった。
マンガボックスでも、新人を発掘して育てるべく「インディーズ枠」を設けて誰でも投稿できるようにした。
⇒紙のコミック誌では「枠がない」「縮小傾向にある」「地方在住マンガ家には物理的制約がある」が、デジタルコミックでは「ダウンロード数が増加している」「発表する場所を提供している」「居住地に縛られるという物理的な制約がない」ことから、地方に住むマンガ家がチャレンジするにふさわしいものへと成長している。
<デジタルコミックで稼げるのか?>
●comicoのコンテンツ閲覧は無料だが、128人にいる公式作家には「毎月20万円プラス人気応じたインセンティブの原稿料」が支払われているという。
●中にはアニメ化や作品のIPを活用したグッズ展開もスタート。作品のIPが商品化された作家にはライセンス料が支払われ、原稿料や書籍化に続く収入機会となり、公式作家にはこうした機会が開かれている。
⇒comicoの担当者は、「作品のIPを活用したビジネスを広げていき、マンガ家の収入を増やせるようにしたい。その良いループを作るためにも、引き続き豊かな才能を持つマンガ家の発掘と育成をしていきたい」と買っている。
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