おそ松さん:六つ子に夢中の“おそ松girl”急増 人気の理由は
10月から放送されている「おそ松さん」が話題だ。ナンセンスギャグで子供たちに親しまれた原作マンガから一変、女性ファンが急増し、“おそ松girl”、“カラ松girl”など“~松girl”を自称する女性も増えている。その理由と魅力を探った。
「おそ松さん」はテレビアニメとしては第3作目。すでに数十種類のおそ松グッズが販売されているほか、六つ子のアートなどを施した“おそ松ネイル”、“ラテアート”などを楽しむファンも現れている。
さらに、月刊アニメ誌「PASH!」2016年1月号は、付録のポスターやパスケースなどが人気を集め、約6万部を完売し、約1万部を増刷。また、女性向けの月刊マンガ誌「YOU」でマンガ化されることも発表され、さらに女性ファンが集まりそうだ。
◇“イケボ”声優の起用がきっかけに
第2作目までは、六つ子の声を林原めぐみさん、松本梨香さんと主に女性声優が務めていた。しかし、今回は、櫻井孝宏さん(おそ松)、中村悠一さん(カラ松)、神谷浩史さん(チョロ松)、福山潤さん(一松)、小野大輔さん(十四松)を、入野自由さん(トド松)と、いわゆる“イケボ”と言われる人気男性声優を起用した。
キャスト発表の段階で注目を集め、女性ファンが「おそ松さん」を見始めるきっかけとなったが、放送開始後も、ドタバタギャグの応酬に加え、ある種のアドリブにも聞こえるような実力派声優陣の熱演が一層女性ファンを取り込むことになった。
◇個性豊かな六つ子と丁寧なキャラ作り
“小6のメンタルのまま成長した奇跡のバカ”と説明されるおそ松を筆頭に、カラ松は六つ子の中では参謀のような存在で、基本的にクール。三男のチョロ松は唯一の常識人でツッコミ役など、甘えん坊、マイペースなど、それぞれ異なる性格を持つ。
キャラクターデザインをしている浅野直之さんは「分かりやすくシンプルなシルエットと、カワイイけど少し毒のあるような色使いで、一度見たら印象に残るようなキャラクターになるよう心がけています」とコメント。丁寧なキャラクター作りが功を奏し、自分の好みの“推しメン”を見つけてSNS上で交流するなどし、作品に対する愛着を深めている。
◇女性にとって癒やしの作品に?
「アニメディア」の馬渕悠編集長は「女性のアニメファンがイケメン(アニメ)に疲れたのでは」と分析する。また、シンプルな絵柄の「おそ松さん」は、“作画崩壊”が起きにくいのもメリット。おそ松さんの場合はギャグアニメという前提も手伝って、作画の乱れが目立ちにくい。
“イケボ”声優陣の熱演と丁寧なキャラ作りで人気の「おそ松さん」も、1月からいよいよ後半に入る。毎回話題を巻き起こす“毒”とエッジの効いた演出も相まって、人気はまだまだ加速しそうだ。
<ネットの反応>
●声優人気なんだとは思うけど、あの絵で腐った妄想出来るのはすごいと思う
●声優が新人だったら、こうはならなかった。
●声優にまでイケメンとかを求められる時代になって窮屈な感じがする。
●声優人気すごいなー。でも全然イケメンじゃないのにカッコつけてるのはやめてほしい…声は確かにいいんだけど
●顔は同じでも個性が多々っていうのは意外と人気の秘訣なんだよね。
●ある意味原作に忠実で面白い
●話の内容も非常に面白く声優人気もあり人気が出るのは当たり前だ。
●確かに入り口は声優だと思うけど、ギャグアニメだからじゃない?最近のアニメってキャラクターは可愛いのにテーマが重かったり何かと戦ったりするから、見てて息苦しくなる。
●イケメンに疲れたんじゃなくて六つ子というシチュエーションと声に反応してるだけでしょ…
●ファンをがっかりさせないというので納得したわ
●男から見ても十分面白い
どう考えても声優効果だろ
腐女子なんか男と男をくっ付ける事ぐらいしか考えてないから内容なんかどーでもよくてアニメも「おそ松が動いてるハァハァおそ松といち松が意味深な会話したハァハァ」程度にしか見てないだろ