「つるピカハゲ丸」作者、年収7000万から月収3万…借金1000万への転落人生語る
1980年代から90年代にかけ「コロコロコミック」誌上で、大人気漫画「つるピカハゲ丸」を連載していた漫画家・のむらしんぼ。しかし「ハゲ丸」終了後はヒット作にめぐまれず、長いどん底時代を味わうことに…。「ハゲ丸」終了後に借金、離婚…
――約40年という長い漫画家生活で苦い経験といえば、なんでしょうか?
それが…「コロコロコミック」での、「つるピカハゲ丸」連載終了からは、ずっと“苦い”状態なんです(笑)。――というと?
「ハゲ丸」終了後はヒット作が出ず、家族の生活費やアシスタントの給料、仕事場の賃料などを払うために借金をしてしまい…。今でも返済に追われる身なんですよ。――そうなんですね…。金額はいくらくらい?
多い時で1000万円ですね。だいぶ返済しましたが、今も300万ほど残っています。
カミさんは愛想を尽かして、子供を連れて出て行ってしまいました。――えっ、離婚ということですか?
そうです。「ハゲ丸」終了から5年くらいして、自宅を引っ越すことになったんですよ。でも新作の準備で忙しい時期と重なったから、引っ越しの手伝いに行けなくて。
合鍵だけ欲しいとカミさんに頼んだら、「あなたの鍵は無い」と…。「漫画と心中したいんでしょ?その望みをかなえてあげます」と言って…。――ええっ!?
いやいや!そんな反応をされると、カミさんが悪人みたいなんでやめてください(笑)。実際、感謝してるんですよ。
「ハゲ丸」連載時は忙しすぎて仕事場にこもりっきりで、めったに自宅に帰れず。「ハゲ丸」終了後は収入が無くなり…。
そんな状況で、子供を3人も立派に育ててくれたんですから。年収7000万!意識不明になるまで描き続けた絶頂期
――そこまでの“思い”が…。家に帰れないほど忙しかったという時期は、どのような生活だったんでしょうか?
31、32歳ごろが忙しさのピークで。「コロコロ」をふくめ、11誌で「ハゲ丸」を連載してたんですよ。当時はぶっ続けで48時間描いて意識がなくなって…、起きたらまた48時間描いての繰り返し。そんな状態が2年くらい続きました。――そもそもギャグの中心となっているハゲ丸の「セコい」というキャラは、どうやって思い付いたんですか?
最初からねらったワケじゃなくて、「セコい」というのは、たくさんある笑いの一つだったんですよ。でも、読者に「ハゲ丸の中でどの4コマが面白い?」というアンケートをとったら、「セコい」ネタに人気が集中して。レストランで出てくる飲み水は無料だから、その水で洗濯して家の水道代を節約するとか(笑)。それで「もうけたぜ~!」と。
――とはいえ、収入はすごかったのでは?
多い時で年収にして7000万ほどです。バブル期だったから、投資の話もたくさん持ちかけれましたね。興味がないから手を出さなかったんですが…。もし買っていたら、今ごろ首をくくってました(笑)。
ネットの反応
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アニメ化されてたっけ
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つるセコー!
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新作準備していたというが、掲載してもらえるかどうかもわからないマンガを書き続けていたんだろうな。収入0でも。
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ギャグ漫画は命を削ると言われる
そんなには新作描けないんだよ -
abemaTVでやってたぞ。
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むしろハゲ丸以外の作品に良作がある人なのに
ハゲ丸の人といわれるのが可哀想 -
むしろあの漫画で7000万稼いだ奇跡よw
いや好きだけどさぁw -
バブル世代は貯金せず借金地獄になるのが定番
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お金が無くなった途端、銀行から手のひら返されたらしいな。
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ハゲ丸くんはアニメ化までされたからねぇ
俺の地域じゃ確か・・・日曜の朝6時台だった記憶が有るが -
ギャグ漫画で食っていく難易度は高いな
10.コメントーーー の日曜朝6時台というの
は関西のABCテレビでの放送時間ですね
学生時代、大阪に住んでいたので、その時間
で見ていました
(テレビ朝日系での放送時間〔木曜日の19時
台〕は、ABCテレビでは自社制作番組をやって
いました)