「ライトノベルが禁止になった」―公立小学校の司書と思われるネットユーザーのつぶやきが話題だ。表紙や挿絵にアニメ調のイラストが用いられる若年層向けの小説、いわゆる「ライトノベル(ラノベ)」は学校の図書館に置くべきか否かという議論は数年前より行われているものだが、いよいよ禁止となると残念がる児童・生徒も多いだろう。禁止の真偽と、学校図書の選定基準について紹介する。
◆そもそも“図書館資料”とは?
学校図書館の図書館資料は、図書資料のほか、雑誌、新聞、視聴覚資料(CD、DVD)、電子資料(CD-ROM)、ネットワーク情報資源、ファイル資料、パンフレット、学校の独自資料、模型など図書以外の資料のこと。広義的には「ライトノベル」は「ノベル(小説)」に含まれるため、各学校が配架できる図書館資料に含まれている(電話取材)。
ただし、図書館資料は「教育課程の展開に寄与するという観点」から、文学(読み物)やマンガに過度に偏ることのないよう、児童・生徒および教職員のニーズに応じた「偏りのない調和のとれた蔵書構成」であることが求められている。
(中略)
◆“ラノベ”が禁止って本当?
今回話題になっている「ラノベは禁止」との話題に関し、日本の図書館を代表する総合的な全国組織である日本図書館協会(JLA)について聞いた。
ネット上ではライトノベルが今後、学校図書館に置けなくなるよう禁止されたとの話があるが、「国が選書するわけではなく、蔵書の選定は学校および学校司書の判断に任せているため、そのような事実はない」。10月20日に公表された文科省資料でも、ラノベの選書を禁止する記載はなかった。ちなみに、日本十進分類表上では、ライトノベルは小説「913.6」にあたる。よって、ほかの図書書籍同様、購入の判断は学校に委ねられている。
基準としてラノベの配架が禁止されたという事実はなかったが、学校によって教育課程や地域実情を考慮した結果、その学校では禁止としたとする可能性はあるかもしれない。日本図書館協会は「(学校図書館によっては)歴史的名著とされる書物や文学だけを置くわけにはいかない現状もある」とし、学校図書館によって蔵書の選定が工夫されていると語る。
子どもの学校図書館を覗く機会はなかなかないが、学校図書館では普段、どんな本を読んでいるか親子で会話するきっかけにしてみてはいかがだろうか。子どもの意外な趣味、興味が見えてくるかもしれない。
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ライトノベルにも色々あると思う。
一概には決められない。 -
18禁のようなものはどうかと思いますが、なんでもかんでも禁止すればいいという発想は子供の育成に良くないです。
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ライトノベルってどういう立ち位置なの?なにが違うのかわからない…。アニメっぽい表紙ならダメってこと?(ダメにはなってないのは記事で読みました)
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すでにそうかもしれないがもうちょっとしたら図書を選定する側がラノベにどっぷり浸かった世代になるだろうから、「ラノベ禁止」なんてことは話にも出なくなるんじゃないかなあ。
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学校図書館ならまだいい。でももし、後に全面的に禁止するとなるとそれは異論かな。絵はそうだけど、漫画というわけではないしね。
むしろ漫画もありだと思うけど。外国人の日本語覚える要因の一つは漫画だし。 -
本を読むだけマシじゃない?
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ラッキースケベシーンが多いってイメージがあるから仕方ないね
でもそんなこと言ったらドラえもんもラッキースケベあるけどね -
よく図書室には行ってたけど字ばっかのお堅い小説って敬遠してたな。
ラノベなら読みやすくて子供にはいいと思うが。
文章に触れないよりはマシだと思うし。 -
つまはじきにするのはどうか?と言いたいが、最近といわずラノベのほとんどが主人公ハーレム状態で女性に対する表現がいやらしいものばかり。
ラノベ=そういうものと教育関連に根付かせてしまったのも致し方ないといえる。 -
アホやねぇ…
本を読むきっかけになればラノベだろうとマンガだろうと文学書だろうと新聞だろうと雑誌だろうと関係なんですけどね…
選ぶべきは内容であって、過激なもの下世話なものを選出しないというならわかるんですが
結局教育する側はステレオタイプで、つまらない人間しか育めないのですかね… -
今やライトノベル作家が一般文芸でベストセラーを出すし、一般文芸作家もアニメやライトノベルの影響をうけて書く時代だから線引きが難しい。
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そもそもラノベの定義自体あやふやなのに、何を基準に小説とラノベを分けるのか。
むしろ読みやすいんだし、入門書としてはアリかもと思うんだけど。
まぁ、もちろん内容にはよるだろうけど。 -
本来図書館ってのは、個人ではばんばん買えないような、ちょっと高めの書物なんかをみんなで共有しようってものだと思う。
やっぱり実用的な本や、国語の教科書で使われるような文化的な本ばかりがいいと思う。
ライトノベルは一冊500円前後で大抵買えるだろうし、基本的にシリーズ物ばかりだから、棚のスペースを一作品で大量に占拠するのはどうかと思う。 -
図書館戦争はラノベ?。線引きが難しいね。でも、子供にとってライトな方が活字の世界に入るきっかけになり易いと思う。ゲームの魅力に勝つのは大変だわー。
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ライトノベルはコミックを小説のように表現したもの。単なる一般小説の初心者向けならよいが、文学作品としてはとても評価できないばかりか、大人の男性向けに書かれているものが多い。
要するにライトノベルはアダルトコミックと変わらないから、当然に学校は採用しない。 -
単純に「表紙や挿し絵がアニメ調」=ラノベではないのですよね?
確かに子供の読書感想文に選ぶ時などは迷う本があります。
角川のつばさ文庫(黄緑のラインが目立つ文庫)のシリーズなんかは、かなりアニメ調の絵ですが内容は子供が読むのにちょうどいいシリーズが多いですけど。 -
ライトノベルを禁止して挿絵の無い長い文の連なった分厚い本だけ残して、それで読書そのものに興味がなくなったら意味が無いと思う。読書の入り口としてライトノベルを置くのもアリなのでは?
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行き過ぎの表現が無ければ今どきの子供たちに合わせてあげるのも大事なのでは?
本というものが減ってきている今、興味を持って貰うためにもライトノベルも必要なのではなかろうか? -
小学校とかって完結してない本を置かなくてもいいような
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堺市だったかで市図書館にBL小説をリクエストしまくって数百冊だかが納入され、問題になった話を思い出した。
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学校に図書室にラノベ置くなら
10年以上前に発刊されて
今でもなお読むに堪えうる物だけにしたらいい
最新刊は必要無い
図書館戦争の時代が近ずいてきてる感じがして不安だなぁ…